2016年8月27日土曜日

作家山崎豊子さん

2016年8月26日

      作家山崎豊子さん


若いころは外国に憧れ海外の小説を読んだ。
しかし歳をとるとともに、傲岸にも虚構の小説はしょせん絵空事と、小説から遠ざかった。

ある時、大地の子をTVで見て、原作を読むと凄い。

白い巨塔、二つの祖国、不毛地帯、沈まぬ太陽、運命の人、女系家族など一気に読んだ。
そんな話をしたら知人から新刊のムッシュ・クラタをプレゼントされた。

緊張感のある会話、大きな問題をはらみながら展開するストーリー。
凄い作家だ。並みの力量ではない。

そんなこんなで山崎さんに関心をもった。

彼女の書斎の写真を眺め、この庭に向かい作品を書いていたんだと想像したり、
取材に裏打ちされた膨大な工程表を目にしたりもした。

秘書として50年以上も山崎さんに仕えた野上孝子さんの
「山崎豊子先生の素顔」を見つけて興味深く読んだ。

取材を通して得た多くの魅力的な人々との出会い。
膨大な資金と労力と、時間を使う取材。

創作の原動力となったのは、戦争への怒り、2度と起こしてはならぬという思い。

そして強い正義感と、理不尽な立場を余儀なくされている人々への積極的な支援。

家族との葛藤は極力省略され、山崎さんの飾らぬ素顔が書かれている。

面白かった。山崎さんの唯一の贅沢はおしゃれをすることだそうな。



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